美しい輝きと洗練されたデザインで世界中の人々を魅了するバカラ（Baccarat）のクリスタル。その中でもひときわ特別な存在として知られているのが、「VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」というフラワーベースです。この花瓶は、フランスの名門バカラと、日本を代表する飲料メーカー・キリンが1987年にコラボレーションして生まれた、キリン創立80周年を記念する限定モデル。美術品としての高い完成度に加えて、企業の記念品という希少性もあり、中古品やリユース市場では「高値がつくもの」として注目を集めています。
本記事では、この「バカラ デジレ キリン創立80周年記念 フラワーベース」の魅力や、買取査定のポイント、リユース市場での価値などについて詳しく解説していきます。ご自宅に同モデルをお持ちの方や、バカラ製品の売却・査定をご検討中の方にとって、きっと参考になる情報が詰まった内容です。高級ガラス工芸品としての価値とともに、どのように査定され、どのような点が高額買取につながるのかを、わかりやすくお伝えします。
バカラ「VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」を買い取りいたしました
今回はバカラの名作「VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」を買い取りいたしました。
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バカラのフラワーベース、その魅力とは
バカラ（Baccarat）は1764年、フランスのロレーヌ地方に設立された老舗クリスタルブランドです。その歴史は250年以上に及び、世界中の王侯貴族や富裕層から愛されてきました。バカラの魅力のひとつは、単なるガラス製品の域を超えた「芸術作品」としての価値にあります。透明度の高いクリスタル素材、熟練職人による緻密なカット技術、そして洗練されたデザインは、まさに“光を操る芸術”とも言える存在です。
とりわけフラワーベース（花瓶）は、実用性と美しさの両方を兼ね備えた製品として、バカラファンのみならずインテリア愛好家にも高く支持されています。何気ない一輪の花でも、バカラの花瓶に生けるだけでまるで美術館のような雰囲気を演出できるのは、その品質の高さとデザイン力によるものです。特に「VASE DESIREE」シリーズは、クラシックでありながら現代の住空間にも溶け込む優美なフォルムが特徴で、時代を超えて愛され続けています。
キリン創立80周年記念モデルの特別な背景
「VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」は、キリン株式会社が創立80周年を記念して制作を依頼した特別なモデルです。1987年という年は、キリンにとって節目の年であり、企業としての歴史と未来を象徴する記念事業が数多く展開された年でもあります。その中でも、このバカラ製花瓶の存在はひときわ異彩を放っています。
キリンは日本を代表する飲料メーカーであり、ビールをはじめとしたアルコール飲料や清涼飲料水など、広く生活に根ざしたブランドです。そんな企業が、80年という長い歴史を刻んだ節目に、あえてフランスの高級クリスタルブランド・バカラに記念品を依頼した背景には、「ただの贈答品では終わらせない」という強い想いが込められていたと考えられます。
このモデルは、社外の重要取引先や社内の上位役職者、あるいは歴代経営者への贈呈品として用意されたとされており、市場に出回っている数は極めて限られています。つまり、数量限定であったことに加えて、当初から“非売品”という立場で流通しなかったため、今日でもその希少価値は非常に高く評価されています。
「デジレ（DESIREE）」のデザイン美とその意味
「デジレ（DESIREE）」はフランス語で「望まれしもの」「心から求められるもの」という意味があります。まさにこのモデルは、その名にふさわしく、時を超えて愛されることを目的にデザインされたと感じさせます。フォルムは「FORME MEDICIS」、つまり古代ローマのメディチ型花瓶に由来し、重厚で荘厳なシルエットが特徴です。花瓶としての実用性はもちろんのこと、美術品としての側面が非常に強く、一点飾るだけで空間の印象を一変させるほどの存在感があります。
バカラ特有のカット技術が惜しみなく注がれ、光が当たるとまるで水晶のような透明感と輝きが生まれます。見る角度によって光の屈折が変化し、まるで生きているかのような表情を見せるクリスタルの質感は、他のガラス製品では到底再現できません。こうした繊細な技術と気品あふれるデザインが融合することで、「デジレ」はフラワーベースである以上に“伝えたい価値を持った作品”として完成されているのです。
中古市場における評価と希少性
バカラの製品全般は中古市場でも高い人気がありますが、なかでも「VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」は特別な立ち位置にあります。その理由は「企業限定の記念品であること」「流通数が非常に少ないこと」「状態の良いものが極めて限られていること」にあります。加えて、キリンという企業の信頼性と知名度が、さらに価値を押し上げる要素となっています。
中古市場では、通常のバカラ製フラワーベースが数万円台で流通しているなか、このモデルは10万円を超える価格がつくことも珍しくありません。状態や付属品の有無、保管環境によって価格は大きく左右されますが、それでも「希少性」が何よりの付加価値となり、根強い需要があります。とくにコレクターにとっては「次いつ市場に出るかわからない」という不確実性が、即決購入を後押しすることも多く、査定時に思わぬ高値がつくケースもあります。
高額査定につながるポイントとは
バカラの花瓶全体に共通することですが、査定時に重視されるポイントは以下のようなものがあります。まず第一に「状態」が最重要です。ガラス製品である以上、欠けや割れ、表面の擦り傷などがあると査定額に大きなマイナス要素となります。そのため、未使用のまま保存されていたものや、飾っていたとしても日光や湿気の影響を受けていないものは非常に高評価となります。
次に、付属品の有無も重要です。オリジナルの箱、証明書（バカラのカード）、キリン創立80周年の記念説明書などが揃っていれば、それだけで希少性がさらに高まり、査定額も跳ね上がります。また、ブランドや記念品の背景に詳しい査定士がいる店舗を選ぶことも大切です。単に中古の花瓶として査定されるのではなく、「バカラ×キリン×1987年記念モデル」という文脈を理解してくれる業者に依頼することで、正当に評価される確率が高まります。
リユース市場での価値と再評価の動き
近年、リユース市場は単なる「安価な中古品を買う場所」ではなく、「価値あるものを次の世代に託す場」として再評価されています。とくに、美術工芸品や限定アイテム、ブランド品などは、新品であることよりも「背景に物語があること」が大切にされる時代に変わりつつあります。
この流れのなかで、「バカラの記念品」というカテゴリーは、いま非常に注目を集めています。自宅の整理や遺品整理で見つかった品のなかに、意外と価値のあるものが含まれているケースも少なくありません。とくにこの花瓶は、目立つロゴや年号、専用パッケージがあるため、「これは何か特別なものでは？」と気づきやすく、査定に持ち込まれるきっかけも多いとされています。
バカラ製品全般の人気と資産価値
バカラ製品は、日常使いの器でありながら、長期的に見れば資産価値をもつアイテムでもあります。購入時には高価であるために敷居が高いと感じる方も多いのですが、そのぶん価値が落ちにくく、手放す際には思いのほか高値がつくことがあります。とくに記念モデルや限定版は、販売終了後に入手困難となるため、数年〜数十年後にプレミアがついているということも珍しくありません。
また、バカラは製品ごとにロゴや刻印、製造年がわかるサインが入っていることが多く、真贋の判断もしやすいという点で、リユース市場でも高く評価されているブランドのひとつです。ガラスという素材の特性上、劣化が少なく、保管状態さえよければ数十年前のものでも美しさを維持できるため、長期的な保有にも向いています。
まとめ：希少価値ある花瓶を正しく評価してもらうために
「Baccarat VASE DESIREE FORME MEDICIS KIRIN 1987」は、単なる花瓶ではなく、企業の歴史と芸術性が融合した貴重な記念品です。美しいクリスタルガラスの中に、キリンの80年の歩みとバカラの洗練された技術が込められています。中古品であっても、その背景を知り、正しく評価する視点を持つことで、思いがけない高値がつく可能性があります。
もしお手元にこの花瓶がある方は、一度信頼できる査定業者に相談してみることをおすすめします。ただの「古い置物」としてではなく、「価値ある資産」として次に活かす道があるかもしれません。バカラのような伝統ブランドのアイテムは、世代を超えて受け継がれる価値を持ちます。だからこそ今、リユースを通じてその価値をもう一度見つめ直すことに、大きな意味があるのです。
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