日本人形やぬいぐるみは捨てずに売れる?『買取』が一番の供養になる理由と、売れる人形の特徴

「実家の床の間に、ずっと飾ってある日本人形。ガラスケースに入っていて場所を取るけれど、捨てるのは何だか怖い……」
「亡くなった母が集めていた大量のフランス人形やぬいぐるみ。供養に出すと数万円かかると言われて困っている」

遺品整理や実家の片付け、大掃除の際に、最も処分に頭を悩ませるのが「人形」ではないでしょうか。人の形をしたものをゴミ袋に入れることには、多くの人が心理的な抵抗を感じます。かといって、神社やお寺で供養を依頼すると、お布施として段ボール一箱あたり5,000円から、場合によっては数万円の費用がかかることもあり、経済的な負担も決して小さくありません。

このようなどちらも選び難い状況で、今、賢い第三の選択肢として注目を集めているのが「人形の買取(リユース)」です。

実は、日本で「処分したい」と考えられている古い人形たちが、海外では「日本の伝統工芸品」や「クールなアート作品」として非常に高い人気を博していることをご存知でしょうか?大切にされてきた人形を、ただ処分するのではなく、その価値を正しく評価し、次の持ち主へとつなぐ。この考え方が広まっています。

この記事では、遺品整理や骨董品買取のプロの視点から、「なぜ人形を買取に出すことが最高の供養になるのか」、そして「意外な高値がつく人形の種類」について、具体例を交えながら詳しく解説します。人形の処分に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

焼かずに「次へつなぐ」。それが現代の新しい供養の形

これまでの日本では、「人形は人の身代わりになる」という考えから、役目を終えた人形はお焚き上げ(焼却供養)するのが一般的でした。しかし、長年家族と共に過ごし、たくさんの思い出が詰まった人形を燃やしてしまうことに、寂しさや悲しさを感じる方も少なくありません。供養とはいえ、炎の中に消えていく姿を想像するのは辛いものです。

そこで私たちが提案したいのが、「誰かに再び大切にしてもらうこと」こそが、人形にとって一番の幸せ(供養)であるという、新しい考え方です。あなたが手放そうとしている人形は、決して価値がなくなったわけではありません。むしろ、その人形を心から欲している人が、世界のどこかにいる可能性が高いのです。買取は、その橋渡しをする最適な手段と言えます。

理由1:アジアや欧米で「JAPANESE DOLL」が大人気

日本国内では、床の間や和室のある家が減り、大きな日本人形や五月人形を飾る習慣が薄れつつあります。しかし、その一方で海外に目を向けると、日本の人形は「JAPANESE DOLL」として、芸術品や美術品として非常に高く評価されています。

例えば、精巧に作られた着物の美しい織りや刺繍、穏やかで気品のある顔立ち、繊細な髪の結い方など、日本の職人技が凝縮された人形は、海外のコレクターや日本文化の愛好家にとって垂涎の的です。あなたの家で飾る役目を終えた人形が、海を渡ってニューヨークのギャラリーやパリのホテル、あるいは日本文化を愛する個人の家で、再び大切に飾られ、多くの人の目を楽しませるかもしれません。このように、人形が新たな場所でその価値を輝かせ続けることは、持ち主にとっても人形自身にとっても、非常に喜ばしいことではないでしょうか。

理由2:処分費用がかからず、むしろ現金収入になる

前述の通り、神社やお寺で人形供養を行う場合、数千円から数万円の費用が発生します。特に人形の数が多い場合、その負担は決して無視できません。遺品整理では他にも様々な費用がかかるため、できるだけ出費は抑えたいと考えるのが自然でしょう。

その点、買取サービスを利用すれば、処分費用は一切かかりません。出張査定を依頼しても、査定料や出張費が無料の業者がほとんどです。そして、もし人形に価値が見出されれば、その場で現金を受け取ることができます。これは、費用を払って処分するのとは全く逆の発想です。

買取によって得た現金は、故人のための別の供養(お墓の掃除や法事など)の費用に充てたり、遺品整理全体の費用を補填したりと、有効に活用できます。経済的なメリットだけでなく、「大切にしていたものが価値を認められた」という精神的な満足感も得られるため、ご遺族の心の負担を大きく軽減することにもつながります。

【高額買取リスト】古い家からよく出る「お宝人形」

「うちにあるのは有名な作家のものでもなさそうだし、価値なんてないだろう」と、ご自身で判断して諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。一見するとただの古い人形にしか見えなくても、専門家が鑑定することで、驚くような骨董的価値が見つかるケースは数多く存在します。ここでは、特に高額査定が期待できる人形の種類をご紹介します。

① 市松人形(いちまつにんぎょう)

おかっぱ頭に着物をまとった、日本人形と聞いて多くの人が思い浮かべる抱き人形です。その歴史は古く、江戸時代中期の歌舞伎役者、佐野川市松の美しさを模して作られたのが始まりとされています。特に、昭和初期以前に作られた戦前の古い市松人形は、現存数が少なく希少価値が高いです。

さらに、人間国宝である平田郷陽(ひらたごうよう)や、山川永徳斎(やまかわえいとくさい)といった有名作家が手掛けた作品であれば、その芸術性の高さから1体で数十万円、場合によっては100万円を超える価格で取引されることも珍しくありません。作家物の場合、人形の足の裏やかかとの部分、あるいは背中に作家の銘(名前)が彫られていたり、書かれていたりすることがあります。ぜひ一度、確認してみてください。

② ビスクドール(西洋アンティーク人形)

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、主にフランスやドイツで製造された、透き通るような白い肌(ビスク=二度焼きした素焼きの磁器)を持つ西洋人形です。その繊細な美しさから「人形の女王」とも呼ばれ、世界中に熱心なコレクターが存在します。

特にフランスの「ジュモー」「ブリュ」、ドイツの「ケストナー」「シモン&ハルビック」といった有名な工房の作品は、アンティーク市場で非常に高値で取引されています。当時のレースやシルクで作られたドレスがボロボロになっていたり、手足のパーツが欠けていたりしても、顔の部分にヒビや割れがなければ、高額査定の対象となる可能性は十分にあります。押入れの奥に眠っていた西洋人形が、実は希少なアンティークドールかもしれません。

③ 陶器人形(リヤドロ・マイセンなど)

スペインの高級陶器ブランド「LLADRO(リヤドロ)」や、ドイツの名窯「マイセン」などが制作した陶器製の人形も、高価買取が期待できるアイテムです。これらは、かつて百貨店などで購入され、贈答品としてやり取りされることが多かったため、実家の飾り棚や客間に眠っていることがよくあります。

リヤドロの作品は、その優しく淡い色合いと、生き生きとした表情が特徴で、世界中にファンがいます。また、マイセンのフィギュリンは、その歴史と伝統に裏打ちされた高い技術力で知られています。これらのブランド陶器人形は、購入時の箱(元箱)がなくても、本体に欠けや修復跡がなければ、しっかりと価値が評価されます。

④ 昭和レトロな玩具・ソフビ人形

人形の範疇は、伝統的なものに限りません。昭和30年代から50年代頃に子供たちが遊んでいたおもちゃの中にも、今やマニアが血眼になって探している「お宝」が眠っている可能性があります。

例えば、初代の「リカちゃん人形」やその友達、企業のノベルティグッズである「ペコちゃん人形」、そして「ウルトラマン」や「ゴジラ」に登場する怪獣のソフビ(ソフトビニール)人形などです。特に、放送当時に販売された「当時物」と呼ばれる古いソフビは、現存数が少なく、コレクターの間で驚くほどの高値で取引されています。箱や付属品が揃っていればさらに価値は上がりますが、本体だけでも十分に価値があります。汚れていたり、落書きがあったりしても、絶対に捨てずに専門家に見せることをお勧めします。

こんな人形でも大丈夫?よくある質問

状態が良くなかったり、付属品がなかったりする場合でも、買取を諦める必要はありません。お客様からよくいただく質問にお答えします。

Q. ガラスケースに入ったままで、重くて出せません。

A. そのままで全く問題ありません。むしろ、ケースに入ったままにしておいてください。お客様ご自身で無理にケースから出そうとすると、ホコリを被らせてしまったり、繊細な髪飾りや小物を破損させてしまったりするリスクがあります。査定員がご自宅へお伺いした際に、ケースに入った状態のまま丁寧に拝見し、安全に取り出して査定いたします。
※ガラスケース自体にはお値段がつかないことが多いですが、輸送時の破損リスクが高いため、中の人形のみを取り出して買取させていただくのが一般的です。

Q. 顔にシミがあったり、髪が乱れていたりします。

A. 諦めずにまずはご相談ください。もちろん、新品同様に綺麗な状態の方が査定額は高くなりますが、何十年も前に作られた古い人形に、経年による劣化が見られるのは当然のことです。特に骨董的価値のある人形や有名作家の作品であれば、多少のシミや汚れ、髪の乱れがあっても、その価値が完全に失われることはありません。ご自身で無理に汚れを拭き取ろうとすると、かえって塗装を剥がしてしまったり、生地を傷めたりする可能性があります。現状のまま、専門の査定員にお見せいただくのが最善です。

Q. 大きな雛人形(七段飾り)は売れますか?

A. 正直にお伝えすると、現代の住宅事情から、大型の七段飾りなどの雛人形は国内での需要が低く、お値段がつきにくい傾向にあります。しかし、全てが買取不可というわけではありません。例えば、江戸時代や明治時代に作られた「享保雛(きょうほびな)」「古今雛(こきんびな)」といった骨董価値のある古い雛人形や、真多呂人形(またろにんぎょう)に代表される小ぶりで芸術性の高い木目込み人形(きめこみにんぎょう)、有名作家が手掛けた立ち雛などは、高価買取が可能です。

また、「値段がつかなくてもいいから、引き取ってほしい」というご要望の場合でも、ご自宅にある他の着物や掛け軸、茶道具、骨董品などと合わせての「おまとめ査定」であれば、サービスとして無料でお引き取りするなど、柔軟に対応できる場合があります。まずは一度、ご相談ください。

「人形の処分」で悩む前に、出張査定を呼んでみませんか?

大切にしてきた人形、故人が愛した人形を、罪悪感に苛まれながらゴミとして捨てる必要はもうありません。「今までありがとう」という感謝の気持ちを込めて、その価値を理解してくれる「次の持ち主」へとバトンタッチしてあげる。それが、人形にとっても、ご家族にとっても、最も優しく、そして賢い選択です。

私たちのような出張買取サービスをご利用いただければ、

  • 重たくて壊れやすいガラスケースをご自身で動かす必要はありません。
  • 人形の作家名や年代が分からなくても、プロの鑑定士がその場で価値を正しく見極めます。
  • 万が一お値段がつかなかった場合でも、供養や寄付など、最適な手放し方についてアドバイスさせていただきます。

遺品整理や実家の片付けで出てきた、処分に困る日本人形、ぬいぐるみ、フランス人形。それらをどうすれば良いか分からず、ただ途方に暮れる前に、まずは一度、無料の出張査定を受けてみませんか?その一歩が、あなたと人形の双方にとって、最良の未来へとつながるはずです。

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