飾り棚のリヤドロやマイセン、箱がなくても捨てないで!花びらが欠けていても買取できる陶器人形の条件

実家のリビングにあるガラス戸の飾り棚。子供の頃、「割ったら大変だから触ってはいけない」と言われていたエリアに、淡い色合いの優しげな少女や、天使の陶器人形が飾られていませんか?

遺品整理や実家の片付けを進める中で、こうした上品な置物の扱いに困る方は非常に多いです。

「リヤドロとかマイセンとか聞くけれど、うちのは本物かしら?」
「買った時の箱や保証書は、もう捨ててしまったみたい」
「よく見ると、持っている花束の花びらが少し欠けている……」

陶器でできた人形は非常にデリケートです。少しの衝撃で割れてしまうため、リサイクルショップへ持ち込むのも躊躇してしまい、そのまま棚に放置されたり、最悪の場合、不燃ゴミとして処分されたりすることもあります。

しかし、もしその人形が「LLADRO(リヤドロ)」や「Meissen(マイセン)」といった名窯の作品であれば、それは単なる置物ではなく、世界中にコレクターがいる美術品です。

たとえ箱がなくても、多少の欠けがあっても、数万円の価値がつくことは決して珍しくありません。

この記事では、買取のプロが教える「陶器人形の価値」と、安全に手放すためのポイントについて詳しく解説します。


目次

なぜ、ただの置物が数万円もするのか?

スペインの「リヤドロ」や、ドイツの「マイセン」といったブランドの陶器人形は、百貨店の外商顧客などが贈答品やコレクションとして購入する高級品です。その価値の源泉は、圧倒的な職人技にあります。

リヤドロの職人技

例えばリヤドロの特徴である、人形が手に持つ花束や花カゴ。あの中に咲いている小さな花びらは、熟練の職人が一枚一枚、手作業で花びらの形を作り、それを組み合わせて一輪の花に仕上げています。気の遠くなるような手間暇がかけられているため、美術工芸品としての評価が非常に高いのです。

また、リヤドロの陶器人形は、独特の柔らかい色合いと繊細な表情が特徴です。これらは、特別な釉薬(ゆうやく)と焼成技術によって生み出されており、他のブランドにはない独自性を持っています。

マイセンの歴史と伝統

一方、マイセンはヨーロッパで最初に硬質磁器を製造したブランドとして知られています。その歴史は300年以上にわたり、王侯貴族の間で愛されてきました。マイセンの陶器人形は、細部まで緻密に作り込まれたデザインと、鮮やかな色彩が特徴です。

特に、マイセンの「ブルーフラワー」や「カップ&ソーサー」シリーズは、世界中のコレクターにとって憧れの的です。これらの作品は、単なる装飾品ではなく、歴史と文化を象徴するアートピースとしての価値を持っています。

中古市場での評価

そのため、中古市場においても、これらは「誰かが使った中古品」ではなく「時代を超えて愛されるアート」として取引されます。リヤドロやマイセンの陶器人形は、コレクターにとって希少価値が高く、状態が良ければ数十万円で取引されることもあります。


「箱なし」「少しの欠け」は諦める理由になりません

陶器人形の査定において、最も多い誤解が「完璧な状態じゃないと売れない」というものです。しかし、実際は以下の状態でも十分に買取対象になります。

元箱・保証書がない場合

「箱がないと売れないのでは?」と心配される方も多いですが、全く問題ありません。もちろん、専用の箱があればプラス査定にはなりますが、なくても本体の裏にある刻印(バックスタンプ)を見れば、ブランドや真贋、製造年代を特定できます。

特にリヤドロやマイセンのような名窯の作品は、刻印がその価値を証明する重要な要素となります。箱がないという理由だけで捨てるのは絶対におやめください。

花びらや指先の小さな欠け

リヤドロの繊細な花びらは、ちょっとした衝撃で欠けてしまうことがよくあります。確かに完品(無傷)の状態よりは査定額が下がってしまいますが、小さなチップ(欠け)程度であれば、修理して再販することも可能なため、お値段をつけることができます。

「欠けているからゴミだ」と自己判断せず、そのままの状態で見せてください。専門家が適切に査定を行い、価値を見極めます。

ホコリを被っている場合

長年飾っていたことで、溝にホコリが溜まっていたり、薄汚れていたりすることもあるでしょう。これらも無理に掃除をする必要はありません。陶器は水拭きしても大丈夫な素材ですが、細かい部分を掃除しようとして、うっかりパーツを折ってしまうリスクの方が高いです。

汚れたままで構いませんので、そのまま査定に出してください。


最も危険なのは「自分で運ぶこと」です

陶器人形の処分において、最もやってはいけないのが、ご自身で梱包して宅配便で送ったり、車に積んでリサイクルショップへ運んだりすることです。

複雑な形状と輸送リスク

これらの人形は非常に複雑な形状をしており、プロでも梱包に神経を使う品物です。慣れていない方が新聞紙やプチプチで包んで運ぶと、輸送中の振動で首が折れたり、腕が取れたりして、修復不可能な状態になってしまうケースが後を絶ちません。

出張買取のすすめ

価値ある美術品を粉々にしてしまわないためにも、陶器人形の売却は「出張買取」を強くおすすめします。出張買取であれば、お客様はリスクを冒して人形を動かす必要は一切ありません。


飾り棚に入れたまま、私たちをお呼びください

出張買取であれば、飾り棚の中に飾られたそのままの状態で、専門家が拝見します。底面のマークを確認し、傷の有無をチェックし、その場で適正な査定額を提示します。

もしお値段がついた場合は、専門家が責任を持って厳重に梱包し、搬出いたします。


まとめ

遺品整理で出てきた、美しいけれど扱いに困る陶器の人形たち。割れて価値がゼロになってしまう前に、ぜひ一度、専門家の無料査定をご利用ください。箱がなくても、少し欠けていても、喜んで拝見させていただきます。

リヤドロやマイセンの陶器人形は、ただの置物ではなく、時代を超えて愛される美術品です。その価値を正しく理解し、大切に扱うことで、新たな持ち主のもとで再び輝きを放つことでしょう。

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